「そうだ、転職しよう!」
新しい仕事を探す為、転職希望者が出かける場所といえばハローワーク。
社会人なら誰もが知っている公共の施設です。
最近ではインターネットでもハローワークの求人が見られるようになっていますね。
そしてこのハローワーク、個人的な感想ですが、掲載されている求人情報がなかなかえげつなかったりします。
実際、ハローワーク求人で転職して失敗したという声も多いです。
ハローワークの求人を利用してこんな経験が...
面接に行ったら求人票と全然違う内容を説明された
正社員で給料が10万円て...
働いてみたら条件と全然違うブラック企業だった!
雇ってあげてる感がすごい!!高圧的な態度
事前に会社を見に行こうと思って向かったらアパートの一室...
ちなみに、これは私と私の知人が経験した本当の話しです。
「ハローワーク求人、どうなのよ!?」
「ハローワークの求人に申し込んだら全然内容が違ったよ!」
こういった経験をしているのは、どうやら私や私の身の回りの人だけではないようで...
ハローワークの求人ってどうなの?っていう質問が、インターネットの質問掲示板などで良くあがっていますね。
私の体験談をもうちょい詳しく...
他の記事でも書きましたが、私は30代で再就職をするにあたり、当初は未経験でIT企業への就職を希望していました。
なので、基本的に求人情報はIT関係だけのものを見ていました。実家付近で探していたので、求人はハローワーク掲載の求人を見ていて、それを毎日チェックしていました。
ある日、某IT企業が未経験で募集を出していたので、早速ハローワークへ行き、担当の人に求人の申し込みの電話をしてもらうと、こんな回答が。
「そういった名前の担当者は当社にはいません。もしかしたら○○支社の方にいるのでそちらへ電話してください。」
そして、違う方へ電話をしてみたところ、
「○○はもう辞めました。求人でしたら履歴書送ってください。」
こんな素っ気ない返答がありました。ちょっと常識的にあり得ないと思い、この時点で申し込みは断念したわけです。
会社の組織構成がしっかりしていないのが分かりますし、採用担当者辞めちゃってるし...(離職率高いのかなとか思っちゃいました)
ハローワークのおばさまも、ハッキリこそ言いませんでしたが、ここはやめた方がいいねみたいな感じでした。
ハローワークの求人はブラック企業ばかりなの?
ハローワーク求人は良くないみたいな書き方になってしまいましたが、勿論、優良企業もたくさんあります。公務員の求人なんかもありますし。
私が再就職した会社も民間の求人とハローワークで求人を出していましたが、ブラック企業でもなんでもない一般企業です。
ただ、低賃金の求人がとにかく多いのと、求人内容と実際の内容が違う事がけっこうな確率であります。
私は、公共の職業訓練校に通った事があるのですが、ハローワークの求人を全て信用してはいけないと担任の指導員に言われました。
良い企業に再就職する為には、求人を見極める能力を身に着けることも重要な事だと、真面目に話していました。
職業訓練校は再就職の為の施設、ハローワークの求人は毎日張り出されているし、職員もチェックしている。
指導員は誰もが知っている大手企業で長く勤めた経歴を持つ人などが多い。
そんな指導員が言うのだから、大事な事なのでしょう。
ハローワーク求人でブラック企業を選ばない為のポイント
自身の体験と、職業訓練校に通っている時に教わった事を基に、ハローワーク求人の見極め方をポイントとしてまとめました。
気になる会社があったらすぐに応募せず、企業HPで企業の情報を良く見る。
求人票を見ていて、「ここ良さそうだな。」と思っても、すぐに応募はNG!まずは企業の情報を調べる事が重要。会社の規模、業績、業界動向、将来性はあるのかなど、事前に調べられる事は細かくチェック。
応募しようとしている「企業名+評判」などのキーワードで企業の評判を調べてみる。
転職口コミサイトや企業名+評判などと打ち込んで、応募しようとしている企業の悪評が無いかチェック。ただ、基本的に企業の悪評を書込むのは退職者ばかり。大げさに書いたりすることもあるのであまりあてにし過ぎるのも×。参考程度に!
極端に悪評が多い場合は注意が必要。評判の悪すぎる企業は、インターネット上での悪評も凄まじいので、2chなどの大手掲示板で調べたりすることも出来る。
会社の所在地をグーグルマップなどで確認し、実在するのかチェックする。
ハローワークの求人で応募すると、面接に行ったら会社がアパートの一室だったり、個人宅、会社の看板が出てないなどの事はけっこう多い。事業規模の小さい会社(個人事業など)は特にこういった傾向があるので、応募前にグーグルアースなどで所在地を入力すれば、建物の外観をある程度確認する事が出来る。自宅から遠くないのなら自分の足で見に行くのがベスト!
面接時に、求人内容をしっかり確認する。
面接時に募集内容を確認するのは絶対にやらなければならない事!勤務時間、給料、福利厚生など、曖昧な返答をしてくる場合は気を付けた方がいいかも!?
企業と求職者の立場は常にイーブン。企業が我々を選ぶように、こちらも企業を選ぶのは当然の事。雇ってもらう側だからなどと臆せず、求人内容は細かく確認すること。
事前に企業の情報を調べる事は、今や当たり前の事になってきたので、ほとんどの求職者の人が事前にインターネットで調べています。自分の納得いくまで調べてから応募するのがベストです。
面接時に求人内容を細かく確認するという事については、聞きづらくて曖昧な感じで終わってしまう人が多く、私もそういうタイプでした。あまり言って落とされたら困るという危機感があったからです。
ただ、職業訓練校の指導員の方や、キャリアコンサルタントに
「それでダメなら縁が無かったって思えばいい、納得しないで入社してもいい再就職とは言えない。」
と言葉をもらい、それからは細かく面接時に聞くことにしました。おかげでいい会社に再就職できましたしね。
転職活動はハローワーク以外も利用するべき
以前とは違い、今は民間の転職サイトがたくさんあります。大手企業の求人もそういった転職サイトに掲載されていますし、求人の情報も、写真付きであったり、細かい業務内容が書いてあったりと、ハローワーク求人と比べて豊富です。
応募前の段階で得られる情報は多ければ多いほど良いので、再就職をする為には是非、そういった転職サイトも利用することをおススメします。
色々な転職サービスを利用することによって、より選択肢が増えることになります。
転職を成功させる近道にもなりますので、ハローワークの求人以外も利用してみてください。