現在の仕事を辞め、工場への転職を検討中。
「何も知らないで工場へ転職して大丈夫だろうか。続かなかったらどうしよう。」
そんな不安な状態で転職しても絶対にうまくはいきません。
そうならない為に、工場勤務の気になるアレコレについて解説していきます。
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工場での交代勤務、夜勤は大変?
現在、多くの工場は交代勤務で24時間フル稼働しています。
勤務体系は、主に朝と夜で分かれている2交代勤務や、朝、昼、夜で分かれている3交代勤務があり、日勤のみの勤務体系の工場はなかなかありません。なので、工場で働く場合、ほぼ夜勤はあると考えた方がいいですね。
人間は夜寝るように体が作られています。それに逆らって仕事しているわけですから、慣れるまでは大変に感じるかもしれません。
夜勤が大変に感じるのは睡眠不足のせい
夜勤がきつく感じるのは、大抵の場合、睡眠不足が原因です。
実際に経験してみると分かるのですが、明るくなってから家に帰ってきて、いざ寝ようとしてもなかなか寝付けないものです。
やっと寝付けたとしても2時間おきで目が覚めてしまったり、熟睡できない事があります。これは私も経験していますし、私の周りの夜勤経験者も同じことを言う人が多いです。
夜勤の場合、生活環境によっては寝つきが悪かったり、夜にはできない用事を昼間済ませなければならないので(病院など)、睡眠不足が蓄積されて体調を崩すパターンが多いのです。
ただ、その生活に慣れてくればこういった事はなくなってきます。私の場合、部屋に光が入らないよう真っ暗な状態にして寝るなどの対策をとっていました。
工場の仕事内容はどんな感じ?
工場勤務と言っても、仕事内容は様々です。基本的には製造業と物流系の工場に分かれます。物流の場合、工場と言うより倉庫業務と言った方が正しいかもしれません。
製造業の仕事ってどんなのがあるの?
以下、製造業の仕事内容について代表的なものをまとめてみました。
基本的にライン作業や機械オペレーターが多い
ライン作業
主に製品の組立や、目視検査などをする仕事です。ベルトコンベヤーに乗って流れてくる製品を組み立てたり、製品の目視検査などをします。
自動車、電化製品、食品など大量生産をするような工場では、多くの場合ライン作業での仕事になります。
ライン作業では、次から次へと製品が流れてくるので素早く仕事をこなす必要があります。自動車の電気系統や携帯電話など、細かい製品の組立の仕事もありますが、基本的には得意不得意はあまり関係ありません。未経験でも覚えやすい仕事ですね。
機械オペレーターの仕事
プレスやNC旋盤、研磨などの金属加工の仕事や、印刷機械のオペレート、製袋業での機械オペレートなど様々な職種であります。
まず機械の操作を覚えなければいけないので、そういうのが苦手な人は最初は大変かもしれないですね。
ちょっと専門的な、NC旋盤などの機械オペレーターの仕事は、覚えてしまえば自分の技術となります。
それは自分の強みとなるので、私個人の意見としてはライン作業より機械オペレーターの仕事の方がいいと思っています。
ただ、資格が必要なものもあったり、なかなか未経験で採用してもらえない業種もあります。
他にも、製品の品質をチェックする品質管理などの仕事もありますが、管理系の仕事はなかなか未経験では採用されないようです。
物流系の仕事内容について
物流関係の仕事は、主に倉庫(物流センター)での仕事
幅広く言うと、運送業や引っ越しなども物流になるのですが、ここでは省きます。
仕事内容は、倉庫内での商品管理、品物を出荷する為のピッキング作業、包装(梱包)、積込みなどです。
ピッキング作業とは、出荷するものを倉庫内から見つけ取り出す仕事の事です。パート募集でよく目にしますね。パート募集が多い事からも分かるとおり、未経験でも出来るかんたんな仕事です。
他に倉庫内の在庫管理や、発送手続きなどを行う管理の仕事など、倉庫内の仕事もいろいろとあります。
業種にもよりますが、物流関係の仕事は力仕事のものが多いと感じています。
肉などを取り扱う食品会社は、段ボール1箱30キロの物もありますし、宅配の会社も重いものはたくさんありますね。
ただ、重いものを端から端まで抱えて運ぶなんて非効率な事はしません。基本的にフォークリフトで運ぶ人がいますし、ベルトコンベヤーを設置している物流センターもあるので、力がいるのはパレットへの積み替え時などです。
工場での労働、疲労の度合いについて
デスクワークのみで仕事をしてきた方が、転職して工場で現場作業をするとなると、慣れるまで体への負担はなかなか大きいと思います。
基本的に立ち仕事が多いため、特に最初の2週間くらいは足腰がかなり痛くなります。(個人差によります。)慣れてしまえばどうってことありません。
納期などの都合で仕事が忙しく、帰宅したら倒れるように寝てしまったなんて事もありますが、それはどの仕事でも言える事ですよね。工場勤務だからといって特別辛いわけではないです。
工場で働くならどんな仕事内容を選ぶべきか?
人によって向き不向き、得意不得意があるので、これは本人にしか分からないとこですが、私の経験から言わせてもらうとこんな感じです。(ちなみに私はこの3つとも経験済みです。)
- 一人で黙々と仕事をしたいならライン作業
- 機械をいじるのが楽しい、技術職がしたいなら機械オペレーター
- 体力自信あり。体を動かす仕事がしたいなら物流系
ライン作業は、製品を一つでも多く作る為に、どれだけ無駄な作業を減らすかという事を常に企業側は考えています。なので、私語が禁止なんて企業もあります。実際に、私が働いた事のある自動車関係の工場では私語禁止でした。私は精神的苦痛がひどかったですが、誰とも喋らなくて済むからこっちの方がいいと言う人が意外に多かったのが印象的でした。
機械オペレーターの仕事は初心者にもできる簡単なものから、資格を必要とする難しいものまでいろいろあります。工場内で機械が動いているので、業種によっては音がうるさいです。
金属系の工場は特にガシャンガシャンうるさいですね。樹脂の粉砕の部署にヘルプに行った際はヘッドホンのようなものをつけて仕事していました。金属関係の工場は油汚れなんかも多いですね。
仕事のやりがいは一番あると思います。機械のメンテナンスなんかは、車やバイクいじりが好きな人には楽しくてしょうがないはずです。メインの仕事は機械がやってくれるので、立ち仕事ですが体力的にもそんなきつくはありません。
物流関係の仕事は力仕事が多いため、体力に自信のある人が一番向いています。慣れれば全然平気なのですが、それまでがとてもきつく感じるようで、すぐに辞めてしまう人もいます。私も物流倉庫で勤務したことありますが、中学卒業後、すぐに土方に就いていたので全然平気でした。普段から運動している人は体への負担は少ないと思います。
工場勤務は自分にあった業種、職種を選べば辛くない
工場での勤務は、大変そうに見えますが、自分にあった仕事にさえ就けば大変ではありません。私から言わせれば営業職の方がよっぽど大変です。
今回、自身の経験も含めて代表的なものを挙げましたが、これ以外にも色々な職種がありますので、工場への転職を検討しているなら、転職サイトなどで工場求人をたくさん見てみるといいと思います。
工場勤務についてもっと詳しく知りたいなら
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このサイトでは、求人閲覧だけでなく、工場の仕事についてさらに職種を細かく分けてそれぞれ解説しています。
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こちらのサイトで工場勤務についてもっと詳しく知り、自分にも出来そうだと思えればチャレンジしてみるのもありですね。
工場転職する際に利用したいおすすめの転職サイト
最後に、工場転職におすすめの転職サイトを紹介します。
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